第82回 顔学オンラインサロン開催報告
2026年8月18日 (火)
「フォーラム顔学2026見どころと、聴きどころ 顔学は面白い」
話題提供者 渡邊伸行氏(金沢工業大学教授)
今回の顔学オンラインサロンでは、9月12、13日に金沢工業大学で開催される「フォーラム顔学2026」を前に、大会長の渡邊伸行先生から、大会の見どころ、聴きどころについてお話しいただきました。
渡邊先生からは、まず開催地である石川・金沢の魅力がたっぷりと紹介されました。金沢工業大学の名称と所在地をめぐる、ちょっと意外なエピソードをはじめ、会場への交通アクセス、会期中の周辺での食事情報、さらには金沢ならではの美味しい食べ物まで、参加者にとって実用的でありながら、現地を訪れる楽しみを大いに膨らませてくれる内容でした。また、大会ロゴについても、金沢駅前のモニュメントと大会メッセージを結びつけたデザインに込めた思いが語られ、大会開催に向けた渡邊先生の熱意が伝わってきました。
学術プログラムも充実しており、一般演題は前回大会と同程度が集まっているとのことで、この点からも熱気ある大会となることが期待されます。招待講演では、大阪大学の中野先生から、顔知覚が単なる視覚処理にとどまらず、自己表象や他者理解、さらには社会的意思決定にまで深く関わる神経基盤について、機能的MRIや行動実験の知見をもとにお話しいただくことが紹介されました。自己顔と報酬系との関係や、他者の顔の評価が感情判断・信頼判断に及ぼす影響など、「顔」が自己と社会を媒介する存在であることを考える、興味深い講演となりそうです。
さらに、シンポジウム「捜査用似顔絵の描画技法を通して顔学を考える」についても紹介されました。渡邊先生がこれまで石川県警察と進めてこられた共同研究を一つの契機として、その成果を通じて大阪府警察へもつながりが広がり、今回、両府県警の現職の似顔絵捜査員を迎えるシンポジウムへと発展したという経緯が興味深く語られました。捜査用似顔絵には、描画技術だけでなく、顔の構造、記憶と言語化、目撃者の心理、さらには画像処理やAIなど、まさに「顔学」の多様な領域が関わっています。実際の捜査現場の知見と顔学研究とがどのように交わるのか、参加者の興味を大いに誘う企画だと感じました。
大会プログラムの紹介にとどまらず、開催地の魅力から、それぞれの企画に込められた思いや成立の背景まで、渡邊先生ご自身の言葉で聞くことができ、「フォーラム顔学2026」への期待と参加意欲が一段と高まるオンラインサロンとなりました。
記:水越興治

.png)


ご当地グルメの紹介が素晴らしかったです😀